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ピンポーン。
家のチャイムが鳴るのを聞いて、私は慌てて水筒にお茶を入れて鞄に放り込んで玄関に向かった。 「サヨちゃん、準備できた?」 玄関の引き戸を少しあけて、アキちゃんが首をかしげながらこちらを覗き見ている。 「できたできた、もう出られるよ。」 アキちゃんにちょいちょいと手を振りながら靴を履いて、廊下の奥に向かって 「アキちゃんと、出かけてくるね。」 そういって家を出た。 歩きながら、アキちゃんは家族からのお土産を見せてくれた。小さなハイビスカスの飾りがついたストラップ。それをさっそく最近買ってもらった携帯に付けていた。 「きれいだね。ちょっと見せて。」 アキちゃんに携帯を貸してもらって、じっくりと小さいながらもきれいに作りこまれたハイビスカスの飾りを歩き歩き眺めた。 いつも行く公園はちょうど白木蓮が咲いていて、私たちは木がよく見えるベンチに座ってお茶を飲んだ。 「今日は何?」 「紅白饅頭。なんか会社のお祝いでたくさんもらったんだって。」 おまんじゅうを食べていると公園の入り口から男の人が歩いてきた。 彼は私たちに気づくと、こちらに向かって歩いてきて挨拶した。 「やあ、こんにちはお二人さん。今日は良いピクニック日和ですね。」 「こんにちは、こないだはどうもお疲れさまでした。」 アキちゃんは座ったまま丁寧にお辞儀をして言った。 「いえいえ、またお二人とも参加よろしくお願いしますよ。」 それじゃ、といって男の人はスタスタと公園を抜けて向こうへ歩いていった。 「アキちゃんは知り合いがたくさんいるねぇ。」 私がお茶を飲みながらのんびりそういうと、アキちゃんはじっと私を見て 「知り合いって、サヨちゃん・・・。」 そこまで言って、しばらく黙り込んで、また私を見てにっこり笑うと私の手を両手でぎゅっと握り締めた。 しばらく公園でのんびりおしゃべりしていると、冷たい風が吹いてきた。 そろそろ家に帰ろうかということになり、 「またあした」 と言って手を振りながら公園を出た。 朝、いつものように散歩に出かけた。 お気に入りの白い花の木の近くにあるベンチで休憩しようと思っていたのに、先客がいた。 髪の白いおばあさんが座って手元の何かを見ている。 おばあさんは私が近づいたのに気づくと、 「サヨちゃん、遅かったね。」 と言って、私に手を振った。 「あの・・・、すいません。どちらさまですか?」 近所のおばあさんでもないし、失礼かと思いながらも尋ねてみた。 すると、おばあさんはとても悲しそうな顔をしていたが、にっこり笑って 「散歩に行くんでしょ、私も一緒にいいかね。」 そう言った。 特に断る理由もなかったので、二人で公園を散歩していつものベンチに座った。 帰り際、おばあさんは 「私のことも忘れちゃうんだねぇ。」 そういって、鞄をゴソゴソ探って、 「あんた、これ気に入ってたろ。あげるよ。」 といって私の手に握らせ、 「じゃあ、またあした」 そういって、背中を丸めながら歩いていってしまった。 誰なんだろう、あのおばあさん。 もらった赤い花に紐のついた飾りを見つめていると、なんだかとても懐かしいような不安な気持ちになって、じっとしていられなくなって、めちゃくちゃに歩き回った。 ふと、気づくと辺りは真っ暗になっていて、どこにいるのかわからなくなってしまった。 どうしようと、うろうろしている私をおまわりさんが見つけてくれて、お迎えを呼んでくれた。 ほっとしたら急に眠くなった。うとうとしながら今日のことを色々思い出した。 「またあした」ってなんだろ? なんだか、とても眠い。今何時だろう? だるくて起きるのもめんどうだ。 いや、でも誰かとやくそくがあったような。 「またあした」っていわなかった? おもいだせない。。いいや、ねてしまおう。 ねむい。ねむい。ねむいなぁ。。。 だれかが わたしに むかって よぶ こえが して、 めが さめた。 めを あけると、 わたしは みたこともない へやに ねていた。 どこだろう? なんで ここに いるのだろう? ふあんで ふあんで なきだしてしまった わたしに ふとった おばさんが やさしく はなしかけた。 「・・・は3時からですからね。もう起きて、準備をしましょうね。」 どこかに でかけるらしい。 おばさんに かおを ふいて もらって、 ふくを えらんで もらって、 つけるのも てつだってもらった。 おばさんの えらんだ ふくは うわぎも すかーとも まっくろ だった。 でかけた ところは おはなで いっぱいだった。 きいろと しろ。 しろい はなは すきだ。 みんな くろい ふくを きて、 ならんでいる。 おばさんに てを つないでもらって、 わたしも ならんだ。 ならんだ さきは いちばん おはなが たくさん あって、 けむりが もくもく していた。 けむりの むこうに だれかの かおが あった。 しろい かみの おばあさんが にっこりと わらっている。 わたしも おばあさんに にっこり わらって みせた。 うしろで おばさんが だれかと おはなしを していた。 「本日はご愁傷さまでした。・・・アキおばあちゃんには、うちのおばあちゃんがいつも仲良くしてもらって・・・・ええ、今はもうすっかり・・・・てしまって・・・・誰のことも覚えてないんですよ。」 ココハ ドコ? ワタシハ ダレダッタロウ? カゼ キモチイイ。 シロイ ハナ サイテル。 マタアシタ アシタ アシタ ・・・ +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ yumi_siさんの「こんなときどうしたらいい?~対処法のススメ」で開催中のうっかりチャンプになってしまった時の対処法(トラバでボケましょう2008 お題は「現代の医療では治せない病気(不治の病)にかかっております。どんな病気?」 ■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□ 【ルール】 参加: お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは次の金曜日(2008年10月17日)夜中(23:59)まで 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。 お題が変われば何度でも参加OKです。 チャンプ: お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。 1.お題を出す 2.言いたい放題な審査をする 3.次のチャンプを決める 何か困ったことがありましたら開催事務局までどうぞ。 企画終了条件: みんなが飽きるまで、もしくは開催事務局が終了宣言を告知した時です。 参加条件 特になし! ※ 以下あれば尚可!! ブログをもっている。あるいはこれから作成する。 トラックバック機能が使える。 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。 企画元 毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/ 開催事務局 ボケトラの穴 http://trana88.exblog.jp/ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ・・・長すぎる。。。
by tana_suna
| 2008-10-17 20:19
| 創作小話
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